ヴォードヴィリアン。作曲家。
ダンサーとして活動を始め、バージニア州のダンス選手権に入賞後ヴォードヴィルに出演するようになりステージでは自作の曲も披露した。1935年からは作曲家としてSammy Cahn、Saul Chaplin 、Jimmie Luncefordらと共に活動する。
30年代には"Beat Me Daddy, Eight to the Bar"、"The House of Blue Lights"、"Just for a Thrill"、"Boogie Woogie Bugle Boy."などの歌曲を筆頭にAndrews Sistersとの活動で知られる。41年より第二次世界大戦に従軍、軍役を終えた後Gene de Paulの在籍したユニバーサル・ピクチャーズに務め、ディズニー制作の『イカボードとトード氏』などに楽曲を提供する。彼とGene de Paulは同じくディズニーの『ふしぎのくにのアリス』に"Beware the Jabberwock,"を提供しレコーディングも行われたが、作中に使用されることは無かった。
映画Thunder Road(1958)のテーマソングをRobert Mitchumと共作したがこちらも映画中使用されることはなく、後にCapitol Recordsよりレコードとしてのみリリースされている。
Will Bradley Orchestraのために作曲し、1940年にレコーディングされた"(That Place) Down the Road a Piece,"は後にロックンロールのスタンダードナンバーとなりThe Rolling StonesやChuck Berryなど多くのミュージシャンによって演奏された。
また、ジャズ・スタンダードとして知られている"You Don't Know What Love Is,"ではGene de Paulが作曲、Rayeが作詞を担当した。